研究課題/領域番号 |
17K03861
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
杉本 一郎 創価大学, 国際教養学部, 教授 (50546364)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 実質所得 / 生活水準 / 長期経済統計推計 / 英領期シンガポール / 英領期ブルネイ / 英領期ボルネオ / 英領期ビルマ / GDP / 生活水準分析 / 英領期マラヤ / 英領期 / 実質所得・生活水準 / 東南アジア / 数量経済史 |
研究成果の概要 |
研究成果を出版と国際会議報告の観点から示す。出版では2018年度にシンガポールのChoy 博士と共著でECONOMIC HISTORY OF DEVELOPING REGIONSから"Staple Trade, Real Wages, and Living Standards in Singapore, 1870-1939"と題する論文を出版し、英領期シンガポールが他のアジア地域と比較し高水準を1900年代以前と1930年代に記録したことを示した。また国際会議報告では2018年に香港で開催したAHEC2018においてアヘン消費を加えた場合の生活水準分析をおこない、その成果を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果として錫、天然ゴムの一次産品輸出港として発展したシンガポールが19世紀後期から20世紀前半期にかけて、実質所得、そして生活水準においてどのような影響を受けたかについて分析を行なっい、当該地域が他のアジア地域とくらべて比較的高い水準を1900年代以前、そして1930年代に記録したことを明らかにした。Allenを中心として欧州、東アジア諸国を中心に行われてきた先行研究に新たな知見を示した意味において学術的意義を有するといえる。また研究協力者のChoy博士との共同研究遂行の基盤を構築することができ、今後の研究ネットワークの発展が期待できる。
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