研究課題/領域番号 |
17K03875
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山内 裕 京都大学, 経営管理研究部, 准教授 (50596252)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 文化 / サービス科学 / エスノメソドロジー / 価値づけ / 工芸 / 価値創造 / Culture of services / Ethnomethodology / Service design / サービスの文化 / 文化の構築 / 価値共創 / 相互主観性 / 組織論 / 組織文化 / デザイン |
研究成果の概要 |
価値の源泉として、文化的な要素の存在感が高まっている。機能、価格、見た目のよさ、使いやすさではなく、人々の自己表現に関わる文化的な側面に着目し、新しいデザインの方法論を探求してきた。代表者の従来のサービスにおける価値共創の研究を踏まえて、人々が自己を呈示する緊張感のある関係性が価値につながる仕組みを理論化した。鮨屋、バー、フランスのレストランなどの領域で経験的研究の範囲を広げつつ、文化の価値が変容している場として「工芸」を取り上げ調査した。それらの経験的研究を踏まえて、文化的側面からデザインを遂行することの理論的枠組みを作り、新しい方法論を呈示し、社会に発信するプログラムを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は経営学における価値創造の根幹に切り込むものである。文化的な価値の重要性が高まる中で、経験的、理論的研究はまだほとんどない。本研究は、この分野でエスノメソドロジー・会話分析を利用した経験的分析の方法を確立し、Aランクの国際ジャーナルに採択された。また、国際共同研究のネットワークも拡大している(コペンハーゲンビジネススクール、バーゼル大学)。 この研究の成果を実務にも生かすため。文化を構築する価値創造の方法論を整理し、教科書を作成し、セミナーやメディアで情報発信している。同時に、具体的に方法論を展開するプログラムとして、実務家向けにアートシンキングワークショップをデザインした。
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