研究課題/領域番号 |
17K03879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
折戸 洋子 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (70409423)
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研究分担者 |
村田 潔 明治大学, 商学部, 専任教授 (70229988)
田窪 美葉 大阪国際大学, 経営経済学部, 教授 (80319798)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | デジタルアイデンティティ / プライバシー / アテンションエコノミー / 自己同一性 / ゲーミング・シミュレーション / ソーシャルメディア / アテンション / ゲーミング / アイデンティティ |
研究成果の概要 |
現代的な情報環境において、オンライン上に構築された自己像であるデジタルアイデンティ(DI)が形成されており、それが若者のコミュニケーションのあり方や自己同一性の発達に影響を与えていることが懸念される。本研究では、近年の若年者のソーシャルメディアの利用状況やそこでのコミュニケーションの特徴などを定量・定性的に分析し、実際にオンラインでの情報行動を再現しうるゲーミング・シミュレーション、「オンラインアテンションゲーム」を開発し、その実験を行った。これにより、若者のオンライン上での情報行動やDIの形成がアテンションエコノミーによってどのような影響を受けるのかが考察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実際のオンライン環境において、デジタルアイデンティティ形成を擬似的に再構築することによって考察するという試みは国内外においても類をみないものであり、デジタルアイデンティティ教育・研究の新たなアプローチを切り拓く取組みと位置づけられる。また、その成果が国内外の学会において公表されることによって情報倫理、経営情報といった学問領域への貢献を図っただけでなく、ゲーミング・シミュレーションツールの新たな可能性を示したという成果ももたらしている。こうした点において、研究上の独創的なインパクトをもたらすとともに、今日の社会において求められる有効な情報倫理教育の実現に資するという社会的意義を有している。
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