研究課題/領域番号 |
17K03880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
岩佐 和幸 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 教授 (40314976)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | グローバル化 / ファスト化 / 重層的下請産地 / 商品連鎖 / 垂直的統合 / ローカル化 / ファス化化 / 重層的下請構造 / 脱ファスト化 / 外国人労働力 / 地域産業 / フェアトレード / 経営学 / 経済政策 / 経済事情 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、グローバル化・ファスト化の下での国内アパレル産地の苦境に光を当て、その打開策について、商品連鎖論と周辺産地分析を軸に構造的解明を試みたことにある。 本研究を通じて、重層的下請産地構造の下での周辺産地での影響の大きさや、適応策としての産地企業の二重のグローバル化戦略とそのリスク、新しいビジネスモデルとしてのOEM依存からの自立化を目指す産地企業の垂直的統合とローカル化戦略の模索、地域産業・公共政策の意義が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、第1に、日本の産業空洞化・産業リストラの典型産業の1つであるアパレル産業に焦点を絞り、その実態をグローバル化とファスト化の視角からアプローチした点である。第2に、産業再編の内実を地域経済・産業の視点から迫り、国内の産地間の格差を、商品連鎖分析と周辺産地構造分析を通じて検討した点である。第3に、グローバル化・ファスト化の中での産地の内部構造を、グローバル化への適応策をとる企業とローカル化を軸に脱却を模索する企業の比較分析を、実態調査を通じて明らかにした点である。最後に、現状の打開策を強化するための地域産業・公共政策の必要性を提起した点である。
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