研究課題/領域番号 |
17K03894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 拓殖大学 |
研究代表者 |
潜道 文子 拓殖大学, 商学部, 教授 (60277754)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | CSR / ケアの倫理 / フロー体験 / 社会のためのビジネス(企業) / 協同組合 / 人間中心のマネジメント / アクターネットワーク理論 / コミュニティ・キャピタル / Business for Society / 地方創生 / 働き方改革 / コレクティブ・インパクト / アクター・ネットワーク理論 / コンシャス・キャピタリズム / 正統性 / 制度的実践とCSRの制度化 / 企業の役割の変化 / パーパス / オルタナティブなビジネス / 人間中心の価値観 / ワーク・エンゲイジメント / well-being / 徳倫理 / 倫理的消費 / モンドラゴン協働組合企業体 / meaningful work / ANT / 社会人基礎力 / B4S型ビジネス / 翻訳 / 効率と公正 / デザイン思考 / ソーシャル・エンタープライズ / 社会起業家 / 企業の社会的責任 |
研究成果の概要 |
利益の創造を最優先し、自然環境、従業員、顧客、地域社会等のステイクホルダーへの負荷を増加させてきた経営スタイルの変化の必要性とその変化の基盤としてのケアの倫理の重要性を示した。本研究では、日本企業の中には様々な社会的課題解決型ビジネスの事例が存在し、そこにはその長期的視点や、CSRという「責任」ではなく社会の中の1プレーヤーとして企業も他のプレーヤーと共に社会の課題を解決していきたいという独自の企業倫理の在り方を有する組織もみられ、またそのような「社会のための企業」(B4S)としての活動に取り組む企業のモデルの中には経済合理性が存在することが推測される事例も存在することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界的には、まだまだ企業の短期的な利益創出が重視されている状況において、日本企業の長期的視点に立ったステイクホルダーとの倫理的信念を共有しつつ、寄り添いながら事業を進める事例は、国際学会などでの報告を通じて、日本発の事例研究を発表することができたことは学術的意義があったと考える。 また、地方の疲弊など日本社会における深刻な課題解決に挑む人々の社会的起業家精神に富んだ活動の事例をネットワーク理論の視点から考察する試みは、今後の地方創生の実践に活かされる知見といえるのではないかと考える。
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