研究課題/領域番号 |
17K03895
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
露木 恵美子 中央大学, 戦略経営研究科, 教授 (10409534)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 場 / ネットワーク / コミュニティ / 六次産業化 / 組織 / フィールドワーク / アクションリサーチ / 現象学 / コミュニケーション / 地域コミュニティ / 桜えび漁 / 相互主観性 / 間身体性 / 事業化 / スタートアップ / 企業文化 / フッサール / 受動的綜合 / 地域創生 / 起業 / 桜えび漁業 / 場の理論 / 地域 / 社会基盤 |
研究成果の概要 |
本研究は、地域コミュニティにおける事業化について、その事業化を支える基盤としての「場」および人的ネットワークの解明を目的としている。地域コミュニティとしての対象は、駿河湾の桜えび漁業である。資源管理型漁業と言われる「桜えび漁」に関わる漁師と仲買(加工業者)のコミュニティの変化を、六次産業化における場と人的ネットワークの変化として調査(アクションリサーチ)を行った。 「場」とネットワーク理論構築の精緻化については、2018年9月~翌年8月までウィーン大学哲学部の客員教授フェローとして在籍しながら、同大学哲学部副学長のゲオルグ・ステーンガー教授との共同研究を行い成果として『職場の現象学』を出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
20世紀につくられた様々なシステムが、時代の変化の中でゆらいでいる。桜えび漁は、1960年代の駿河湾のヘドロ公害に端を発して漁業者主体でつくられた資源管理システム(プール制)を50年にわたり維持してきたが、自然環境・漁業者・市場の変化に適応することができず、大きな転換点を迎えている。このような時代の変化へのシステムの不適応は、日本のあらゆる組織で起こっている共通の課題である。 本研究は、そのようなシステム(組織)の不適応を克服するプロセスを「場」とネットワークの変化として捉え、フィールドワーク(現場に入り込んで一緒に活動する調査)による事例を収集を行い、場の理論の一般化を行った。
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