研究課題/領域番号 |
17K03902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
吉成 亮 愛知工業大学, 経営学部, 教授 (00509135)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 認知地図 / クリティクス / 製品批評 / 製品カテゴリー / 批評家 / 生産者 / 国内評価 / 海外評価 / 製品評価 / 批評 / 市場の形成 / 知識共有 / 市場の媒介者 / ディーラー / 経営戦略 / 経営学 / 企業戦略 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、本来、製品の批評家の製品批評が生産者の認知、生産者の行動、生産者の結果に影響を及ぼし、生産者が自らの認知地図を書き換えるという仮説を立て、検証することである。 本研究では、刃物製造業者の中でもアウトドアナイフに対象を限定し、国内のアウトドアナイフ製造業者に対する聞き取り調査と専門誌における調査を行った。その結果、雑誌におけるクリティクスの製品批評は、生産者にほとんど影響を及ぼしていないものの、製品のブローカーの製品評価が生産者に大きく影響を及ぼし、生産者の認知地図を書き換えることが判明した。したがって、当初の仮説は部分的にのみ立証されたことになる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、情報技術の発展にともない、消費者が入手できる製品にまつわる情報は急速に増加している。しかしながら生産者と消費者は入手できる製品の情報をすべて整理し、製品を評価することはできない。つまり生産者と消費者はともに情報過多に陥る可能性がある。 その際、クリティクスは一部、生産者や消費者の機能を代替し、生産者や消費者にかわって製品を分類し(categorize)、評価する。生産者や消費者が情報過多になればなるほど、今後とも市場においてクリティクスの役割は大きくなると予想できるため、クリティクスの影響力を特定し、その影響力を測定することは、社会的にも学術的にも高い意義がある。
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