研究課題/領域番号 |
17K03908
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
横田 明紀 立命館大学, 経営学部, 教授 (30442015)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 基幹業務システム / 事例調査 / ライフサイクル / 評価モデル / 経営戦略とIT戦略の整合 / ねじれ構造モデル / 統合基幹業務システム / 企業情報システム / 運用 / 保守 |
研究成果の概要 |
利活用段階はシステムライフサイクルのなかで最も多くの時間と予算が費やされる段階でもある。しかしながら、開発や導入といった段階に比べ利活用段階への関心は、学術面でも、実務現場においても高いとはいえない。 本研究では統合基幹業務システム(ERP: Enterprise Resource Planning)を対象に、業務とERPの整合性に関する評価モデルを提示し、3つの企業でのERPに関する保守の作業内容と件数に関するデータを評価モデルに適用することで、利活用段階に関する主要な変化を特定し、時間の経過とともにどのようにERPの管理の焦点が変わってきたのかを明らかにしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は保守作業に関する記録から、企業が組織的もしくは技術な潜在的問題を認識し、また、より望ましい状態へと移行するために必要な運用管理の実態を示唆するものである。多くの企業では情報システムの本稼働とともに、保守をはじめとする種々の記録を長期に渡り収集し、大量に保管している一方で、それら情報システムの多くで事後的に蓄積された記録の内容確認や検証が十分に行われることは希である。本研究はこうした記録を整理し、一定の期間ごとに情報システムの実態や問題点を正確に捉えることにより、業務と整合性をもって企業情報システムをより適切に管理していく有用な情報源として活用できる可能性を示している。
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