研究課題/領域番号 |
17K03917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
金 熙珍 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (40634530)
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研究分担者 |
板垣 博 武蔵大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (20125884)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 海外子会社の言語選択 / 日本企業の言語政策 / 言語戦略 / 知識移転 / 国際経営 / 多国籍企業と言語 / 多国籍企業の言語政策 |
研究成果の概要 |
本科研の研究成果として、日本企業の海外子会社が異なる言語を選択する原因及び経営上の影響についてデータ収集と分析を行い、学会報告及び論文発表を通じて発信することができた。 非英語圏国の企業で、複雑な言語環境を有するアジア地域で多くの子会社を持つ日本企業が、海外子会社経営においてなぜ特定の言語を選択するのか、またその言語選択は海外子会社の経営にどのような影響を与えるのかという重要な課題に取り組んだ。 コロナの影響で計画していた海外調査は殆ど実施できなかったが、手元にあるデータ分析で色々な成果を出すことができた。そして、今後の研究課題を多く発見できたことも大きな成果であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本科研の学術的意義としては、まず、海外子会社の言語選択と知識移転を繋げることで、知識移転に関する既存研究に言語の重要性を提示したことが挙げられる。それから、英語圏の欧米企業を中心に発展してきた多国籍企業の言語選択に関する研究に、非英語圏国である日本企業が抱える課題や海外子会社が異なる言語を選択する合理性に関する理解を提供したことにも学術的意義がある。 社会的・実務的な意義としては、「海外子会社の経営の際にどのような言語を選択すれば良いのか」といった実務家が抱える悩みに対して、90社以上のデータを用いた分析より一定のパターンを提示することができた。
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