研究課題/領域番号 |
17K03945
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
鳥取部 真己 北九州市立大学, 大学院マネジメント研究科, 教授 (80454396)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 人的資源管理 / キャリア / 人材育成 / 創造性 / 技術者 / 仕事経験 / 経営学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、技術者の仕事経験の多様性が技術者の創造的成果を高めるかを明らかにすることにある。技術者へのWEBアンケート結果(400件)から分析した結果、(1)なんらかの多様な経験をもつ技術者は8割に及ぶこと、(2)多様な経験を持つ技術者の創造的成果は、多様な経験を持たない技術者よりも有意に高いこと、(3)9種類の多様な経験のなかで、技術者の創造的成果へ有意な影響を与える経験は、要素技術と全体設計とのジョブ・ローテーション経験であることがわかった。つまり、創造的に製品開発を行う技術者にとって、その製品を構成する要素技術開発と製品全体の構想・設計への従事の両面を経験する重要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従来、学術面からのアプローチが不十分であった技術者の多様な仕事経験と創造的成果との関係に関して、定量的な調査分析を行うことで、多様な経験を持つ技術者のほうが創造的成果が高まる可能性があることや、経験のなかでも要素技術と全体設計とのジョブ・ローテーション経験が有用な可能性があることを明らかにした意義がある。また、この関係を、企業での技術者のキャリアマネジメント・人材育成に応用することで、技術者の創造的成果を実際に高める効果が期待できるという社会的意義がある。
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