研究課題/領域番号 |
17K03951
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 多摩大学 (2021-2022) 桜美林大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
井上 隆一郎 多摩大学, 総合研究所, 客員教授 (70438076)
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研究分担者 |
土屋 勉男 桜美林大学, 経営学研究科, 特任教授 (20514178)
赤羽 淳 中央大学, 経済学部, 教授 (30636486)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 中小企業 / 零細企業 / 2次サプライヤー / 3次サプライヤー / 海外進出 / 進出先選定 / 部品産業 / アジア海外進出 / 2次サプライヤー / 3次サプライヤー / 自動車部品 / 中国進出 / タイ進出 / インドネシア進出 / 東南アジア / 自動車産業 / 自動車部品産業 / 2•3次サプライヤー / サプライヤーシステム / グローバリゼーション / 進出地域選択 / イノベーション / 2次3次サプライヤー / グローバル戦略 / 海外生産拠点 / 調達組織 / 現地生産 / 成功要因 / 改善活動 / 現地人材育成 / 海外立地戦略 / 深層の現地化 / 海外戦略 / 進出先選定手法開発 / 製造業 / アジア |
研究成果の概要 |
日本2次3次サプライヤーは、顧客である1次サプライヤーのグローバル展開随伴が必須である。しかし経営資源が乏しいため、顧客の全て展開に合わせて進出をすることはできない。進出候補地に序列をつけ、優先度評価の方法確立が必要である。第1の評価要素は国内で取引関係のある顧客の存在である。第2の評価要素は、国内事業を通して確立した技術・技能の現地従業員への移転可能性である。 前者に関しては、取引実績のある顧客だけでは量的確保は困難である。そのため、同一分野はもちろん、時には異分野の日本企業へと顧客拡大の可能性の評価が必要である。後者に関しては、製造装置の運用と維持について、教育訓練が可能かと言う評価である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては以下のように二つある。第1に、これまで大企業あるいは中堅企業レベルの海外戦略についての研究が主だった。しかし、中小零細企業にとっても海外進出が切実なものとなる中で、彼らに実施可能な海外戦略策定の前提(進出先剪定基準と方法)をしめすことを可能にした。第2に特に2次、3次サプライヤーは海外進出を通じて、顧客拡大を可能にし、ひいては国内事業の強化にもつながる実態を実証的に明らかにした。 社会的意義としては、研究を通じ、中小零細企業の事業の中長期的強化、さらには、彼らの成長を通じて、経済成長に寄与することができた。企業の成長存続の結果、中小零細企業が持つ技能、技術の伝承を可能にした。
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