研究課題/領域番号 |
17K03952
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
|
研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
森田 道也 学習院大学, 経済学部, 名誉教授 (10095490)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 連動経営 / 製品/市場戦略力 / サプライチェーン力 / 両利きの経営 / 絶対的サプライチェーン指向戦略 / 企業の長期的適応行動 / 両刀使い経営 / サプライチェーン戦略 / 製品市場戦略 / Ambidexterous management / サプライチェーン能力 / 製品開発力 / デジタルトランスフォーメーション / Industry 4.0 / 環境適応 / 戦略的行動 / Ambidexterity / デジタル・トランスフォーメーション / 複雑適応システム / 連動的戦略経営 / 情報処理能力 / 情報処理技術 / ASCOS / 製品開発 / サプライチェーン / 製品開発とサプライチェーンの統合 / 情報技術 / ハイパーフォマンス企業 / 戦略的統合 / I.o.T. |
研究成果の概要 |
本研究は、新製品開発力とサプライチェーン力の相互作用的連動による経営力の意義を明らかにし、それが優れた成果をあげている企業の特徴であるということをそれら二つの能力の定義共々実証的に示した。この理論的枠組みは、いわゆる両利きの経営に関する枠組みとしても有効であることを示した。多くの企業では競争・市場環境の変化に対する製品/市場戦略の転換を指向するが、生産を含むサプライチェーン・プロセスを適応させることが難しいとされてきた。その経営課題は、企業が製品/市場戦略の変化に対してサプライチェーン力を適応させることで克服できることを実証的に示し、両利きの経営の操作性を高めたことが本研究の意義である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は企業が時間経過においてもその成長力および収益力を堅持できるようにするためのメカニズムを製品/市場戦略とそれを実践するサプライチェーンを連動させるという視点から解明しようとした。競争環境の変化に適応できなくなるということが業績の持続を難しくする。本研究は、競争適応は製品/市場の選択とそれを実践するサプライチェーン力に着目し、それらの定義を、実践に資する視点から行い、それら二つの能力の交互作用を通じて競争環境変化に適応していくことで企業業績を持続させるということを実証した。日本企業の沈滞が近年指摘されている。これら二つの能力の連動力視点から日本企業の活性化を図る可能性を示唆している。
|