研究課題/領域番号 |
17K03961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
木村 琢磨 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (30454549)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 倫理的リーダーシップ / 組織内政治 / 感情 / 影響戦術 / 政治行動 / イシュー・セリング / 制度理論 / レトリック / モラル・ディスエンゲージメント / 企業倫理 / 政治スキル / 意味形成 |
研究成果の概要 |
本研究は、企業の社会的責任(CSR)の重要性が増す現代企業における倫理的リーダーシップをいかにして推進していくかを、リーダーの社内政治行動に着目して解明したものである。倫理的リーダーシップとは、自らが倫理的にふるまい、かつ組織のメンバーにも倫理的行動を徹底させるリーダーシップ行動のことをいう。先行研究では、倫理的リーダーシップは組織業績に正の影響を与えることが示されてきたが、業績との直接的な連関が自明ではないため、メンバーから受容されにくいことも示唆されてきた。そこで本研究では、ミドルマネジャーが倫理的リーダーシップ行動を効果的に進めるために、どのような影響戦術を用いているかを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代の企業には倫理的な経営や社会的責任が求められており、企業の倫理性や社会的責任行動を推進するリーダーシップとして倫理的リーダーシップが近年は注目を集めている。しかし、企業業績と自明な連関のない倫理的行動を推進する倫理的リーダーシップ行動を企業のメンバーに受容させることは容易ではなく、先行研究では効果的な倫理的リーダーシップの推進方法は明らかにされていない。本研究は、リーダーが倫理関連の問題を企業で推進していくにあたって実際に用いている行動や戦術およびそれらがメンバーに与えた影響を検証することにより、リーダーが倫理的リーダーシップ行動をとるにあたっての実践的課題を明らかにした。
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