研究課題/領域番号 |
17K04004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
三浦 俊彦 中央大学, 商学部, 教授 (60190592)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | グローバル・ブランド / エピソード記憶 / 商学 |
研究成果の概要 |
理論的成果の第1は、エピソード・ブランディングの概念整理と方法論の体系化で、3つの戦略(自己/他者/共通エピソード・ブランディング)を析出した。理論的成果の第2は、海外展開に関するもので、進出元(日本)と進出先(海外市場)の消費者の共通エピソードが異なることも多いので、共通エピソード・ブランディングについては注意すべきことが明らかになった。 実証的成果については、首都圏でのインターネット調査(1,659サンプル)の分析と、ドバイ(UAE)およびボストン(米国)での企業インタビュー調査の分析から、理論的成果として得られたエピソード・ブランディングの戦略がある程度有効であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エピソード記憶は、人間の記憶を構成する2大記憶(意味記憶とエピソード記憶)の一つであり、認知心理学を中心に多くの研究が積み重ねられてきた。消費者行動も人間行動の一つであり当然エピソード記憶の影響を受けている点に着目し、消費者の製品・サービスの購買行動においても購買対象に関わるエピソードが重要と考え、3つのエピソード・ブランディング戦略にまとめあげた。当該研究は、人間行動に関する認知心理学の知見と、マーケティング分野におけるブランド戦略の知見を組み合わせることによって、新たな戦略の提示を行ったもので、認知心理学およびマーケティング両分野にとって学術的意義は高く、社会的意義も大きいと考える。
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