研究課題/領域番号 |
17K04019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
岸谷 和広 関西大学, 商学部, 教授 (40330170)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ソーシャルメディア / 広告 / カスタマージャーニー / 焦点化理論 / 帰属理論 / カスタマージャニー / エンゲージメント / 広告効果 / TAMモデル / 購買意思決定 |
研究成果の概要 |
本研究は、ソーシャルメディアにおける購買行動の影響に関して二つの側面から検討した。一つは、Customer Journeyを用いて、従来の購買意思決定理論とコミュニケーション効果理論との相違を明らかにし、Customer Journeyの特徴であるロイヤリティと競合ブランドの考慮の程度に対するSNSプラットフォームの影響とプラットフォーム間の交互用を検討した。もう一つは、SNS上の製品情報の投稿に対する帰属の多様性に対してSNSプラットフォームごとに促進的焦点と回避的焦点の影響を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ソーシャルメディアが浸透した時代において伝統的な購買意思決定理論やコミュニケーションの階層効果モデルは有効ではないことを示し、SNSプラットフォームを考慮した購買モデルや情報処理モデルを構築するための試金石と位置づけられる。ブランドロイヤリティや競合ブランドの考慮に対して、情報収集におけるプラットフォーム間の組み合わせの相違が影響していることや、SNSプラットフォームによって、促進的焦点と回避的焦点による投稿の帰属仮説の多様性に対する影響が相違していることなどの発見物は、SNSそれ自体だけでなく、プラットフォームそれ自体が購買意思決定に独自の影響を与えることを示している。
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