研究課題/領域番号 |
17K04035
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 青山学院大学 (2020-2021) 北海道大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
蟹江 章 青山学院大学, 会計プロフェッション研究科, 教授 (40214449)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 内部監査 / コーポレートガバナンス / リスク・マネジメント / 守りのガバナンス / 攻めのガバナンス / 3ライン・モデル / 社外取締役 / 法定監査 / 監査等委員会設置会社 / 内部統制 |
研究成果の概要 |
内部監査は,守りのガバナンスだけでなく攻めのガバナンスに貢献することを念頭に,業務執行機能を支援する監査から,ガバナンス・プロセスの有効性に対するアシュアランスを提供することを通じて,ガバナンス機能の支援を担う監査への転換を見据える必要がある。企業価値の創造や向上に関わる活動が,目標から乖離するリスクにマネジメントがどう対処しているかに関して,リスク・マネジメント,およびガバナンスのプロセスの有効性という観点からアシュアランスを与えることを期待される。こうした期待に応えるために,内部監査は,信頼されるアドバイザーを目指して監査機能の高度化を押し進めるべきである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来,内部監査の役割は,組織の損失に関わるダウンサイド・リスクへの対応という局面に向けられてきたが,組織における内部監査の機能拡大が求められる中で,組織の価値創造に関わるアップサイド・リスクへの対応という局面にも内部監査の機能発揮が期待されるようになっている。 内部監査はアップサイド・リスクへの対応という新たな役割を考慮して高度化を図らなければならないが,プロセス指向の高度化の方向性は,攻めのガバナンス機能の支援と軌を一にするものと考えられる。本研究では,内部監査の観念に新たな視点を加え,プロセス指向の高度化という一つの方向性を示すことができたと考えている。
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