研究課題/領域番号 |
17K04045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
大森 明 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (00340141)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 水循環マネジメント / 水会計 / メソ会計 / 貨幣情報と物量情報の連携 / ミクロ・マクロリンク / 環境・経済統合勘定(SEEA) / 水循環 / 学際研究 / 貨幣情報 / 国立公園 / 水資源 / 生物多様性 / 管理 / 自然資本 / 自然資本会計 / ダム / インフラ / 水マネジメント / 施設マネジメント / SEEAW / WA+ / 標準水会計制度 / アカウンタビリティ |
研究成果の概要 |
水循環マネジメントは多様な学問領域からアプローチされているため、文献レビューを通じて水会計の取組を整理し、特に会計学分野からどのような貢献ができるかということを解明した。具体的には、①貨幣情報と物量情報の連携(特に貨幣情報の重要性)、②さまざまな水会計イニシアティブの選択、③水会計を適用する適切なバウンダリーの検討および④学問領域横断的研究の要請、を明らかにした。当該研究成果は2022年中に公表される予定である。 また、水循環マネジメントの基本モデルを定めその具体的な検討を行うために、水資源をはじめとする自然資本の源である自然公園をケースとして取り上げ、水会計につながる会計モデルを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水循環のマネジメントは、水文学、環境科学および環境経済学といった多様な学問分野からアプローチされているが、学問横断的な研究交流はあまり活発ではなかったと考えられる。会計学は、管理対象の活動を金額や物量にて測定し、情報利用者に報告する仕組みであるため、この分野に貢献ができることを文献レビューを通じて明らかにした。 また、具体的な水会計モデルに展開するステップとして、自然資本の源である自然公園の物的インフラの管理と自然資本の管理に役立つ会計モデルを提案したことは、複数のミクロの経済主体がかかわって、ある特定の地域(水資源や自然公園)という空間を対象とした管理に会計手法が貢献できる可能性を示した。
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