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原価企画能力の研究:技術情報の蓄積と処理に注目した技術者視点からのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 17K04048
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 会計学
研究機関名古屋大学

研究代表者

小沢 浩  名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (40303581)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード製品開発 / 原価企画 / 原価見積 / マツダ / パラメータ設計 / 管理会計
研究成果の概要

本研究の成果は、2つある。1つは、原価企画において、設計段階で見積もられた原価と実際に発生した原価の間に違いが生じる2つの原因を明らかにしたことである。過去の経験から蓄積されたデータの外挿によって将来の原価を予測する時に生じる「外挿による錯誤」と、限定的な条件の下でしか要求された品質が確保されない部品を使う場合に、環境のばらつきによって、製品が品質を満たせなくなる「品質設計の脆弱さ」である。もう1つは、多目標を与えられた状況で、エンジニアが設計解を導出するときの思考方法を示したことである。多次元の目標に、新しい変数を加えることによって、関数を変化させ、設計解の存在確率を高めることができる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、原価企画という、製品開発段階において原価低減を図る取り組みを対象としている。これまで、製品開発のマネジメントについては、組織やルールづくりに焦点が当てられてきたが、本研究は、開発プロセスにおける技術者の思考パターンに焦点を当てた。それによって、開発時の原価見積を誤る仕組みと、原価以外の多様な目標が与えられている中で、全ての目標を満足させる設計解を導きだす仕組みを示すことができた。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] University Wollongong(オーストラリア)

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [雑誌論文] 原価見積の失敗の原因と原価企画の2段階モデル2019

    • 著者名/発表者名
      小沢 浩
    • 雑誌名

      原価計算研究

      巻: 43(1) ページ: 31-44

    • NAID

      130008088617

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書 2018 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 原価企画における設計解導出のプロセス・モデル2019

    • 著者名/発表者名
      小沢 浩
    • 学会等名
      日本原価計算研究学会第45回全国大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 原価の見積りエラーを生じさせる2るの原因2018

    • 著者名/発表者名
      小沢 浩
    • 学会等名
      第44回日本原価計算研究学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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