研究課題/領域番号 |
17K04095
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小林 恵美子 金沢大学, GS教育系, 教授 (60319241)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | ジェンダー / 社会的絆理論 / 社会的学習理論 / 緊張理論 / セルフコントロール理論 / 逸脱行為 / 日本人高校生 / 逸脱理論 |
研究成果の概要 |
本研究では、フェミニスト犯罪学において特定された「ジェンダーギャップ」と「一般化可能性」という2つの論点を基に、アメリカ発祥の以下4つの主要な逸脱理論が措定する原因機制が日本人高校生に適応し得ることが明らかになった:①Travis Hirschiの社会的絆理論、②Ronald Akersの社会的学習理論、③Robert Agnewの緊張理論、④Michael Gottfredson & Travis Hirschiのセルフコントロール理論。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、アメリカ発祥の逸脱理論の適応性が日本においても一定程度確認された理由を検討し、考察を加えることで、日本独自の説明理論の構築に寄与できることにある。また、データに基づく検証結果を海外の学会や学術雑誌で発表することで、日本の犯罪社会学が世界レベルで論じられるようになり、日本の犯罪社会学の学問的レベルの大きな飛躍につながると考える。社会的意義は、4つの理論が措定する逸脱発生メカニズムを考慮した、ジェンダー別の逸脱行為予防プログラム作成やカウンセリングの仕組みの提案に役立つことが期待される。
|