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学歴の職業・初期キャリア形成・所得における収益変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K04096
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関静岡大学

研究代表者

吉田 崇  静岡大学, 人文社会科学部, 准教授 (80455774)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード学歴 / 職業 / 収益率 / ライフコース / 初期キャリア / 労働市場 / 社会階層 / 学歴収益率 / 職業的収益 / 学校歴
研究成果の概要

1990年代以降の大学進学率上昇を受けて、大学進学のメリットが減少したかどうかを多角的に検討した。1985年から2015年の4時点のSSM調査(社会階層と社会移動全国調査)を用い、学歴の職業的・経済的収益の変化について分析した。その結果、男性では学歴と職業の関連は安定的であり、学歴収益率は4時点で安定していることが示された。これらの結果は年齢層を若年層から壮年層に広げても安定的であった。以上から、高学歴化によって大卒者の供給は増加したが、それに伴う大卒の有利さは安定的であることが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

景気の低迷や学費の高騰にもかかわらず大学進学率は上昇し続けている。大卒者の供給増加は、大卒学歴の希少性の低下による収益率の低下を導く可能性もある。本研究では、大学進学のメリットを経済収益だけでなく職業収益についても検討した。4時点のSSM調査を用いた分析の結果、男性では学歴と職業の関連は安定的であり、学歴収益率は4時点で安定していることが示され、これらの結果は年齢層を若年層から壮年層に広げても安定的であった。以上から、学歴収益の安定が投資としての学歴を支えていることが示唆される。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 初期キャリアにおける学歴収益の時点変化についての検討2018

    • 著者名/発表者名
      吉田崇
    • 雑誌名

      2015年SSM調査報告書

      巻: 3 ページ: 165-180

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 所得格差の受容と正当化に関する日米韓比較研究(1)調査設計および適正所得の規定要因2019

    • 著者名/発表者名
      吉田崇
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 夫の家事遂行と妻の結婚生活満足度のパネル分析2018

    • 著者名/発表者名
      吉田崇
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 初期キャリアにおける学歴収益率の時点変化:SSM調査1985-2015年を用いて2018

    • 著者名/発表者名
      吉田崇
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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