研究課題/領域番号 |
17K04097
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
福島 三穂子 宮崎大学, 地域資源創成学部, 准教授 (40735784)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 会話分析 / 相互行為分析 / 中山間地域 / 地域資源 / 相互行為 / 観光 / 地域活性化 / 産学官連携 / アイデンティティ / 移住者 / 語り / 社会学 |
研究成果の概要 |
宮崎県の中山間地域である、綾町と西米良村を主なフィールドとし、会話分析や相互行為分析を方法論として使いながら、地元住民と外の人びとである移住者との共存の成功につながると考えられる、地域が大切にしている食や伝統行事などの地域資源に焦点を当て、彼らの語りを分析した。そして移住者と地元民の自己の表示、社会的関係性の表示がどのように偶発的な語りの中で構築されるのかを明らかにした。中山間地域の地域活性化という大枠の中で、観光を使った地域活動が多いことから、観光の視点から産学官連携事業も行い、学会や研究会での報告、論文発表を行った。地域住民への報告会も定期的に実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中山間地域に住む地元住民による地域活性化について、彼らの語りをデータとし会話分析を手法とした分析を行った研究は少ない。地元の人々による相互行為を地域資源と捉え、質的な分析を行ったことには意義があると考える。分析を通じて地元住民の当たり前の常識をみえる化し彼らと共有することで、移住者など外部者との融合の一つの足掛かりとすることが出来た。また中山間地域の食などの伝統や活性化の取り組みについての地域住民の語りを記録しデータとして残したことは、地域の伝統継承に役立つものである。
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