研究課題/領域番号 |
17K04101
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
鈴木 宗徳 法政大学, 社会学部, 教授 (60329745)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 福祉 / スティグマ / 保守イデオロギー / 社会学 / 福祉スティグマ |
研究成果の概要 |
本研究は、福祉スティグマ、すなわち福祉手当を受給する貧困層に付与される恥辱感について、先進諸国における現代の事例を比較検討し、スティグマ付与を促進する原因と考えられるメディア上の言説および政策パターンの特徴を析出するものである。とくにイギリスにおける保守・自民連立政権の時期を中心に新聞やテレビにおける報道を検証し、ブロークン・ファミリーという表象や福祉ショービニズムの拡がりについて検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2012年、週刊誌やテレビ番組で生活保護受給者に対するバッシング報道が頻繁に行われた。日本における生活保護受給の捕捉率の低さは、こうしたスティグマを付与する報道のため申請を控える者が多いからであるとされている。イギリスをはじめ各国で注目されている排外主義も外国人の福祉受給に対するバッシングが背景にあると指摘されており、この間、緊縮政策による福祉削減が進められたイギリスの事例の研究は、日本社会に示唆するところが大きい。
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