研究課題/領域番号 |
17K04104
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 相愛大学 |
研究代表者 |
藤谷 忠昭 相愛大学, 人文学部, 教授 (30368378)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 沖縄 / 自衛隊 / 南西諸島 / 地域社会 / 記憶 / 戦争 / 社会学 / 地域 / 防衛 |
研究成果の概要 |
自衛隊の配備が進む南西諸島の離島地域、与那国、石垣、宮古、奄美大島において、文献研究とフィールドワークに基づき、自衛隊による地域社会への影響を、主に記憶論の観点から分析した。その分析を通し、住民の記憶と現在の行動との関連、博物館、戦争遺跡など記憶装置の可能性と限界、記憶に基づく地域づくりの可能性などを検討した。その結果、地域社会における記憶の集合性についての理論的知見を得るともに、安全保障をめぐる地域の負担についての現状を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
記憶論を南西諸島における離島での自衛隊配備の分析に援用することで、与那国、宮古、石垣、奄美大島での新たな軍事施設の建設に対する人々の意思を明らかにし、記憶論と社会運動との関係解明の端緒を得ることができた。 また、博物館、戦争遺跡などと自衛隊配備に対する現在の人々の行動との関係に着目することで、南西諸島での地域づくりに対する記憶の再構築の可能性と限界の一端を明らかにできた。 これらの成果は、今年度からの新たな研究課題において、合意論と記憶論との接合という理論的研究、また、国境地帯における地域社会と国家との関係の解明を目指すという実証的研究の礎になると考えている。
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