研究課題/領域番号 |
17K04105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
春日 雅司 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (90152660)
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研究分担者 |
竹安 栄子 京都女子大学, 地域連携研究センター, 特命副学長 (70131414)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 女性政治家 / 地域政治 / 女性の過少代表 / 地域社会 / 女性地方議員 / 戦後鳥取県 / 戦後期 / 鳥取県 / 女性議員 / 昭和の大合併 / 平成の大合併 / ジェンダーポリティックス / 女性の政治参画 / 市町村合併 / ジェンダー |
研究成果の概要 |
本研究は、戦後70年以上を経て国政レベルはもちろん地方自治体においてもなお低い割合にとどまる女性の政治参画の歩みに焦点をあて、鳥取県を事例にその歴史を地域政治の視点からまとめたものである。 その結果、代表者と共同研究者は戦後鳥取県における衆議院・参議院・知事・県議・市町村の長と議員における(補選を含む)選挙に立候補・当選した女性をほぼすべて確定し、その足跡も可能な限りだどりつつ、その歩みを、①「抑圧からの解放」期(昭和22~29年)、②「長い低迷」期(昭和30~53年)、③「一村一女」期(昭和54年~平成21年)、④「ゆるやかな増加」期の4期に分類することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予想されたように、鳥取県においても女性の立候補者と当選者の数は多くなかった。しかし、今回の研究の結果、①戦後しばらくの間、当選した女性議員の支持基盤は(戦前から続くといえる)「婦人会」か(山久とう・田中はな子・井口寿賀野)、助産婦仲間(田中たつや西部の議員)、②女性議員の拡大に共産党と公明党の果たした役割が大きい、③無所属候補たちもよくがんばって健闘した、④平成20年以降、女性割合は10%を超えているが、市町村合併後の現在、人材不足は女性たちを脅かしねその割合が低下ているように思える、といった点を発見したり理解することができた。
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