研究課題/領域番号 |
17K04119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 明治学院大学 (2018-2022) 東京外国語大学 (2017) |
研究代表者 |
長谷部 美佳 明治学院大学, 教養教育センター, 准教授 (30624118)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | インドシナ難民 / 移民の社会統合 / エスニック・コミュニティ / ホスト社会と支援者 / 社会統合 / 難民政策 / 移民 / 難民 / オーラルヒストリー / 移民、難民 / 社会学 / オーラル・ヒストリー |
研究成果の概要 |
本研究では、インドシナ難民と呼ばれた人たちが、日本にどのように「統合」されてきたかを、主にライフストーリーを聞き取ることを通して明らかにしようとしてきた。当時者と支援者合わせて60名前後への聞き取りを実施した。当事者の中で安定的な生活を送っている、あるいは特に日本語でのコミュニケーションに不自由を感じない人たちの多くが、何らかの形で、「重要な他者」としての日本人と出会っていることが示唆されている。 支援者の多くは、1980年代から90年代にかけて、ボランタリズムの精神での支援を始めるのだが、その多くは「国際的」な活動への関心、あるいは海外経験をしていた人が多く含まれていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インドシナ難民については、ほかの移民と比較して、これまでに十分に研究がなされてきたとは決して言えない。インドシナ難民を中心テーマとした学術研究の成果としての書籍は、荻野(2013)「ベトナム難民の定住化プロセス」、長谷部(2020)「結婚移民の語りを聞く」程度であり、博士論文で野上(2016)、中島(2020)などである。その意味では本研究成果は、学術的なインドシナ難民研究の進展に大きく貢献するものと自負する。また、1978年以降40年の定住の歩みのある集団の実情が、社会的に十分に理解されているとも言い難く、社会的な意味においても、彼らの実情を理解してもらう上で、大きく寄与していると考えられる
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