研究課題/領域番号 |
17K04127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
浅野 慎一 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (40202593)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 夜間中学校 / ポスト・コロニアリズム / 中国残留日本人 / ディアスポラ / 義務教育 / 労働市場 / 地域社会 / 社会学 / 教育 / 社会変動 |
研究成果の概要 |
全国夜間中学校研究会大会関係資料を主な素材として、1947年から2018年に至る戦後日本の夜間中学の史的変遷を総体的・通史的に把握した。また夜間中学の生徒で大きな位置を占めた中国残留日本人(引揚者・帰国者)の生活実態やそこで夜間中学が果たした役割等について解明した。具体的には4年間の計画期間中、夜間中学の史的変遷を直接のテーマとした論文5篇、書籍分担執筆1篇、および中国残留日本人など関連する論文4篇を刊行し、さらに計10回の学会等での口頭発表を行った。また関連史料の収集・保存作業を推進し、電子史料保存システムを拡充した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
夜間中学とその生徒の史的変遷を総体的・通史的に把握したことは、学術的・社会的に意義ある成果である。またこの領域で、ポスト・コロニアリズムやディアスポラの観点の重要性を確認したことも、本研究の学術的特長である。本研究の調査過程で新史料の発掘・入手が進み、全国夜間中学校研究会の電子史料保存システムを一層拡充させた。さらに保存・収集した史料を次世代に継承・公開するための史料集成編纂・刊行の見通しもつけることができた。これらは一定の学術的・社会的意義をもつと思われる。
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