研究課題/領域番号 |
17K04130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東京理科大学 (2022) 和歌山大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
西倉 実季 東京理科大学, 教養教育研究院葛飾キャンパス教養部, 准教授 (20573611)
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研究分担者 |
星加 良司 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (40418645)
飯野 由里子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任准教授 (10466865)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 美的労働 / 接客サービス労働 / ルッキズム / 文化資本 / 性的客体化 / 質的社会調査 / 外見に基づく差別 / 身体 / 新自由主義 / 対人サービス / 美の政治 / 身体の統制・管理 / ジェンダー不平等 / 新自由主義的主体 / 外見 / 労働市場 / 社会的排除 / 新しい「能力」 |
研究成果の概要 |
現代日本の美的労働における従業員の外見管理の具体的様相を明らかにする目的で、理論的および実証的な研究を実施した。具体的には、美的労働が出現する社会経済的状況とその社会的帰結に関して、英語圏で蓄積されてきたケーススタディに基づく理論研究を行なった。また、アパレル産業の接客業従事者を対象とするインタビュー調査を実施し、外見規定や研修等を通じた外見管理の実態と、従業員自身によるそれらの解釈と内面化について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
労働市場における差別をめぐっては、学歴や社会階層、ジェンダーなどの要因に着目した社会学研究が蓄積されてきたが、企業が要請する外見に基づく労働者の階層化といった産業社会学的な関心は希薄であった。本研究は、今日のとりわけ接客サービス労働市場における差別を検討するうえで、労働者の外見が無視しえない観点であることを示すものである。社会学研究が対峙するべき現実的課題を把握した点で、学術的意義と社会的有用性を備えている。
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