研究課題/領域番号 |
17K04131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
福田 恵 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (50454468)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 山村社会 / 小集落 / 森林資源 / 林業 / 出稼ぎ / 農村社会学 / ネットワーク / 移動 / 山村 / ダイナミズム / 社会学 / 村落社会 / 資料 / 農山漁村 / 林業移動 / 人の移動 / 関係網 / 森林 / 集落 / 流入者 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本の山村社会に張り巡らされた森林資源を介した人的関係網の生成プロセスについて調査研究を行い、以下の点を明らかにした。第一に、兵庫県北部地方(但馬)に全国各地から来訪した林業者の移動ルートと広域的な社会関係およびそれを支えた小集落の社会的役割を特定した。第二に、その背景にあった移動をめぐる排出地域と受入地域の全国的な俯瞰図を得た。第三に、定住と移動を組み込んだモノグラフおよび持続的な山村像の可能性を示唆した。 以上の調査結果について、学会発表9件、論文執筆7件、刊行物の発刊2件の研究成果を公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、まず画一的かつ閉鎖的な山村像ではなく、移動や広域性を内蔵したダイナミックな山村社会像を提起した点、また、森林資源を介した山村社会の定住と移動の問題を、社会学、民俗学、経済学、人類学など学際領域のテーマとして再定位した点が挙げられる。また本研究の社会的意義としては、現代社会のなかでその存在が危ぶまれる小集落に焦点を当て、その歴史的かつ社会的な役割を見直した点が挙げられる。
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