研究課題/領域番号 |
17K04133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松尾 寛子 京都大学, 学生総合支援センター, 特定准教授 (10760374)
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研究分担者 |
太郎丸 博 京都大学, 文学研究科, 教授 (60273570)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 就職活動 / 雇用・労働 / キャリア / アフターコロナ / 新卒者 / ワークライフバランス / ジェンダー / 大卒新卒採用 / 就職活動期間 / 長い就職活動 / インターンシップ / 就職支援 / 採用選考 / 人的資本 / 日本型雇用慣行 / 人的資源 / 就職活動の長期化 / 採用選考手法と評価基準 |
研究成果の概要 |
本研究は日本の新卒採用・就職活動について最適な時期と手法・基準を明らかにすることを目的として実施したものである。新卒採用・就職活動の現状や評価についてはマスコミからの発信や当事者である学生のSNS等での発信が多く、学術的な分析は少ない。本研究ではマスコミ等の報道により「一般的にそう思われていること」を実証研究により調査・分析することを主眼とした。「就職活動が長期化している」「就職活動では体育会系の学生が有利」「最近の若者はワークライフバランスを重視している」という通説について、いずれもそうはいえないことを実証研究から明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の大卒新卒者の採用・就職活動は諸外国にはみられない独特の慣行と政策のもとに運用されている。在学中のある時期に一斉に就職活動をするようなスタイルは硬直した日本の雇用の発露と批判がある一方で、職歴や実務経験のない新卒者をほぼ完全雇用することで社会の安定に寄与している面もある。大卒新卒採用について批判的に語られる通説について実証分析を行うことで、正しく現状を理解し、大卒新卒者の採用・就職活動の今後の望ましい在り方を議論する礎とすることができる。
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