研究課題/領域番号 |
17K04150
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
矢野 晋吾 青山学院大学, 総合文化政策学部, 教授 (00344341)
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研究分担者 |
三須田 善暢 岩手県立大学盛岡短期大学部, その他部局等, 准教授 (10412925)
福田 恵 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (50454468)
高田 知和 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (70236230)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 農村社会学 / 村落社会学 / 学説史 / 社会調査 / 社会学 / 社会学史 / 地域社会 |
研究成果の概要 |
本研究は、かつてない変革期を迎えている現代日本の農山漁村の実態を把握・分析することを目的としている。従来、「農村社会学」が担ったその分析だが、急激な社会構造の変化により既存の枠組みによる適応は困難となっている。 本研究は、従来の「家・村」理論を軸とした「農村社会学」成立前後に着目し、当時農山漁村を対象とした社会学以外も含めた諸研究について再検討を行った。具体的には、農村社会の研究群について悉皆的に再検討し、「農村社会学」確立当時の研究者の関係者への聴取調査を通じて資料蒐集を実施、往時の視点や問題意識を浮き彫りにし、捨象された視点・概念・問題意識等を明らかにすることを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、有賀喜左衞門・鈴木榮太郎によって確立した日本の「農村社会学」について改めて再検討し、現代の農山漁村の実態を把握し分析を行うための新たな枠組みの提示を試みたことである。従来の「農村社会学」の研究課題・手法を、その前史より再検討し、学問体系確立の中で捨象された課題や分析手法について再評価し、現代農山漁村研究への新たな分析枠組みを提示することを試みた。また、有賀喜左衞門に関する新資料の発見と整理、また「農村社会学」確立期の研究者の元で研究を行った複数の研究者のインタビュー調査も行い、その成果を公表に向けて整理した。そうした資料の蓄積も今後の農村社会学の展開に寄与すると考えている。
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