研究課題/領域番号 |
17K04154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
南 保輔 成城大学, 文芸学部, 教授 (10266207)
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研究分担者 |
相良 翔 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (40736469)
中村 英代 日本大学, 文理学部, 教授 (50635191)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 薬物依存 / 回復のワーク / ダルク / 自助グループ / 専門職支援者 / SMARPP / 認知行動療法 / 薬物依存者 / 社会復帰 / 回復 / 自助組織 / 国際比較 / グループワーク / 回復支援 / ピアサポート |
研究成果の概要 |
薬物依存の専門職支援者は、自助グループの12ステッププログラムと当事者であるダルクスタッフを信頼して、提供するサーヴィスの切り分けを行っていた。薬物依存の生み出す問題の深刻さと回復の困難さは、日本の大都市と地方都市、あるいは、司法による取り締まりのきびしい日本とヨーロッパ諸国などを比較してもそれほど変わらないという見通しが得られた。薬物依存者の認知行動療法プログラムのひとつであるSMARPPは、「言いっぱなし聞きっぱなし」の自助グループミーティングよりも、回復初期段階の利用者に肯定的に受けとめられていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬物依存の専門職支援者を対象とする社会学調査はこれまでに実施されてこなかった。また、薬物依存者の認知行動療法プログラムの相互作用分析もこれまでに行われたことはない。いずれも初めての研究成果となる。 海外の薬物依存からの回復者にたいする社会学調査もほとんどなされていない。今後の国際研究、比較研究が求められる分野である。
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