研究課題/領域番号 |
17K04155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
嶋根 克己 専修大学, 人間科学部, 教授 (20235633)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 葬送儀礼 / 脱共同体化 / 日本 / ベトナム / イエ / COVID-19 / evolutionary thanatology / 葬儀 / 死の社会学 / ライフエンディング / evolutional thanatology / 国際比較 / 東南アジア / アジア社会 |
研究成果の概要 |
本研究の最も大きな研究成果は、動物行動学者や先史考古学者との共同研究でEvolutional Thanatology という発想を得たことである。葬送儀礼の変化は、大きくは人類史的な問題であり、歴史的な社会発展とかかわっている。超少子高齢社会の段階にある日本社会では地域共同体、親族共同体そして家族という共同性からも離脱しつつある。2019年から始まったCOVID-19はこうした変化をさらに強く推進することが予測される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国は超少子高齢社会を経て今後超高齢多死社会へと突入する。葬送儀礼が脱共同体化し縮小していく状況を、Evolutinal Thanatology (進化論的死生観)という視点で位置付けることは斬新な発想である。また多死社会を迎える中で地域社会、親族社会という共同体から個人が離脱し、援助を受けられないということは、葬送儀礼、死後儀礼のこれまでの在り方を再考しなければならない。それは葬儀サービスのアウトソーシングという形で進行することになる。本研究は今後の日本社会のライフエンドについて新たな知見を提供する。
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