研究課題/領域番号 |
17K04167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
株本 千鶴 椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (50315735)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 死にゆく行為 / 韓国 / 連帯 / 脱医療化 / 社会学 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、韓国の在宅ホスピス事業における、官民の役割と課題を明らかにすることである。 役割については、公的機関と民間機関等の両方で、事業の維持・拡大に対する支援と患者とその家族のニーズに対するケア提供という役割があることが確認された。課題については、公的機関に関しては、 財政的支援の継続・拡大や専門性の向上が課題と考えられている。民間機関に関しては、後援会の拡大発展的な形態の形成や在宅ホスピス専任のボランティア組織の構築が挙げられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果を通して、死にゆくという個別的な行為のあり方を社会的に変革しようとする過程における官民の役割と課題について理解を深めることができる。そして、本研究の成果から有益な示唆を見出し比較研究において応用することで、日本や他の東アジア諸社会の終末期ケアでの官民協働の取り組みの特性を探求することに貢献できる。東アジア諸社会は、医療費増大や終末期ケアへの医療の影響の強さという共通問題を抱えている。終末期ケアの実態の一端を開示する本研究の成果には、その将来を構想する議論の思考基盤として活用できるという意義がある。
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