研究課題/領域番号 |
17K04171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
鄭 雅英 立命館大学, 経営学部, 教授 (90434703)
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研究分担者 |
林 梅 大阪経済法科大学, 社会学部, 研究員 (20626486)
高 誠晩 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (40755469)
玄 善允 大阪経済法科大学, アジア研究所, 教授 (80388636)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 移民 / ナショナルアイデンティティ / 中国朝鮮族 / 在日朝鮮人 / 済州島出身者 / ナショナルな帰属意識 / ナショナルな意識 / 済州島4・3事件 / 済州島文化 / 移民とナショナリティ / 移動するマイノリティ / 済州4・3事件 / 国民国家 |
研究成果の概要 |
本研究は中国朝鮮族と済州島出身の在日朝鮮人を事例に、①移民の「ネーション」意識形成過程における国民国家の作用 ②自己を包摂・排除しようとする国民 国家に対する移民の対抗戦略を明らかにすることを目指した。本研究を通じ、移民集団は国民国家と民族意識の狭間で独自の地縁血縁ネットワークを構成する、外的社会と折り合いをつけつつ生活世界を構成している実態の 一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
移民現象の世界的拡大にも関わらず、国民国家による移民の管理・統制力は必ずしも減退しないなか、中国朝鮮族と在日朝鮮人を事例にしながら、移民が独自のコミュニティを形成しながら国民国家による排除と包摂の政策に「折り合いながら対抗する」生存戦略を採用している現実を明らかにした。より多様で、かつフラットな関係性を基盤にする市民社会を構成するうえで、多くの知見を提供している。
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