研究課題/領域番号 |
17K04172
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
宮本 直美 立命館大学, 文学部, 教授 (40401161)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 音楽社会学 / 劇場 / 楽譜出版 / 文化社会学 / 劇場文化 / コンサート / 演劇社会学 / ポピュラー文化 |
研究成果の概要 |
本研究は19世紀のヨーロッパにおける音楽の普及について、劇場という場とそこでの演奏、そして物理的媒体としての出版楽譜の関係を軸に考察するものである。劇場という場はクラシック音楽/ポピュラー音楽というカテゴリー形成において無視できない役割を果たしていた。従来の研究では注目されてこなかったこの場の研究が明らかにするのは、安定的な「作品」概念とその鑑賞という認識が成り立たないほど雑多で入り組んだ音楽の流通現象である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
音楽研究において近代の出版楽譜と劇場との関係が注目されることはほとんどなかった。出版楽譜研究は大作曲家の作品と関わる限りにおいて重視されてきたのだが、音楽普及や享受の実態を見る上では無名の作曲家の出版と劇場の関係へのアプローチは不可欠である。芸術としての音楽・商品としての音楽のあり方は現代の音楽産業構造にも影響を及ぼすものであり、本研究は現在の音楽と劇場との関係についても示唆を与える。
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