研究課題/領域番号 |
17K04180
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 桃山学院大学 |
研究代表者 |
篠原 千佳 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (00570178)
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研究分担者 |
土田 久美子 駒澤大学, 文学部, 講師 (20553035)
菅原 真枝 東北学院大学, 教養学部, 教授 (50359501)
川井 太加子 桃山学院大学, 社会学部, 教授 (70441102)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 国際社会学 / グローバル化 / ケアワーカー / 社会統合 / 移民 / 国際社会・エスニシティ / 地域社会 / 文化・宗教・社会意識 / 福祉 / ケア / 国際社会 / エスニシティ / ジェンダー / 文化 / 宗教 / 社会意識 |
研究成果の概要 |
1)外国人集住地区と非集住地区で聞き取り調査を実施し、来日ケア労働者の社会生活について職場・生活環境・地域の3点から情報収集と分析を行った。さらに、行政資料分析も行い、多文化共生に関わる現状を把握した。2)インドネシア・タイ・フィリピン・ベトナムを調査対象とし、うち3か国で来日ケア労働者の送出過程と研修内容を現地で調査し、来日-就職過程における日本社会に対する認識を把握した。3)得られた知見をもとに、単なる短期的労働人材としてではなく、日社会の構成員としての社会生活形成過程を地域間で比較した。これらの研究成果にもとづき、来日ケア労働者と日本社会の共生そして社会統合への課題を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的そして社会現実的な必要性に基づき、本研究は外国人ケアワーカーの長期滞在化と人口増加が今後も見込まれるなかで、地域社会の構成員としての来日ケア労働者の地域社会への受け入れと共生の課題そして可能性を調査した。研究成果の学術的意義は、これまでの研究が分析の範囲を外国人労働者政策の是非と職場の変化に限定的であったものを、社会統合という観点で社会における仕事と生活の両方面に注目したことにある。その際に、地域社会における統合に関する環境が異なりうる外国人集住地域と非集住地域を比較し、来日ケア労働者の地域社会における労働生活と意識の形成過程を明らかにした点で、社会的意義のある研究成果である。
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