研究課題/領域番号 |
17K04188
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2018-2019) 明治学院大学 (2017) |
研究代表者 |
田中 慶子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特任准教授 (50470109)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 世代間アンビバレンス / 親密性 / 成人子親子関係 / 世代間関係 / 中期親子関係 / アンビバレント / 関係の質 / 関係の「質」 / アンビバレンス |
研究成果の概要 |
成人子親子関係における親密性を把握することを目的とし、世代間アンビバレンスの視角をもとに、個人レベル、父・母とのダイアドレベル、集団(家族や家庭全体)レベルを区別し、関係の質について、満足度や良好度といったポジティブな方向だけでなく、冷たい態度やストレーンなどのネガティブな方向からも測定することを試みた。 多面的、そして通時的な評価を測定することによって、親子関係の累積的な効果の一面と、アンビバレントな構造が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで所与とされてきた、あるいは同居や援助など形態や行為によってのみ把握されていた成人子親子関係の親密性を、個人、ダイアド、集団という複数のレベルにおいて、ポジティブ・ネガティブな方向の両面からの測定を通じて、小規模ではあるが有効な項目を整理し、ネガティブな方向からの測定の意義を確認した。 成人親子関係の親密性は、その全体像がつかめておらず、親密化の方向性も多様であることが指摘されており、アンビバレントな親子関係の実態を詳細に、そしてその推移を把握する方法論を提案することができた。
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