研究課題/領域番号 |
17K04191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
若島 孔文 東北大学, 教育学研究科, 教授 (60350352)
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研究分担者 |
平泉 拓 東北福祉大学, 総合福祉学部, 助教 (00760828)
生田 倫子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (10386386)
花田 里欧子 東京女子大学, 現代教養学部, 准教授 (10418585)
板倉 憲政 岐阜大学, 教育学部, 助教 (20708383)
佐藤 宏平 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (60369139)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 夫婦関係 / 家族システム / 統合情報理論 / コミュニケーション / 問題解決 / 差異 / 問題解決力 |
研究成果の概要 |
統合情報理論を一つのシステム理論として、夫婦や家族システムに応用する試みを行った。Wakashima et al.(2018)では、夫婦の差異とコミュニケーション量が、夫婦の問題解決力に与える影響を検討し、「考え方」「好み」の差異が少ないこと、夫婦のコミュニケーション量が多いこと、の2点が問題解決力に肯定的な関連を持つことを明らかにした。その後、Wakashima et al.(2020)では、違いを相称性と定義し、コミュニケーションが多い夫婦は相称性が高いほど解決志向性が高まること、コミュニケーションが多い夫婦や、相称性が低い夫婦ほど関係維持志向性が高まること、を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家族成員、ここではとりわけ夫婦間の違いというものが家族システムの機能において、どのように有効に働くのかを明らかにしたいと考え、統合情報理論をシステム理論として家族に応用して研究した。最終的な研究では、夫婦間の相称性(違い)が高くても、コミュニケーションがより多くとられている場合には、家族の問題解決力につながるということが示された、相称性、例えば、お互いに主張しあうような場合でも、コミュニケーションを行うことで、問題解決につながるという視点は、家族心理教育や家族療法に応用できる知見となるであろう。
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