研究課題/領域番号 |
17K04197
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中津 真美 東京大学, バリアフリー支援室, 特任助教 (90759995)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | CODA / 聴覚障害者 / 親子関係 / ヤングケアラー / 障害者家族 / 障害者支援 / 家族福祉 / 障害のある親 |
研究成果の概要 |
聴覚障害の親をもつ健聴の子ども(CODA)は、幼少期から親の通訳を担い、親を擁護する認識を継続させることから、親子の相互性と組み合わせの固有性により数例の親子関係が生じると考え、CODA親子57組を対象に、親子類型及び支援モデルを検討した。 その結果、親子は「回避による自律傾向型」「親愛傾向型」「役割逆転型」の3類型に分類でき、各類型に関与する諸要因の解析から、役割逆転型においてよりヤングケアラーの様相が認められ、類型別の支援法及び聴覚障害の親の社会参加システム構築提言の基礎資料を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、CODA親子57組を対象に親子類型及び支援モデルを検討し、CODA親子の3類型と各類型別の支援法を明らかにした。親子関係の多様性に着目して、親子の相互性と組み合わせの固有性に分析視点を据え、各類型の特性に応じた支援の重要性を示した。 特に、早期からの親教育の必要性が認められ、これまでわが国をはじめ国外でも皆無であった、CODAと聴覚障害の親に対する支援モデルを提言できた。本研究で示した親子関係の類型を念頭に、両者の関係の理解と個別的助言指導に関わる視点の重要性が示唆された。
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