研究課題/領域番号 |
17K04198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 関西学院大学 (2019) 東京学芸大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
馬場 幸子 関西学院大学, 人間福祉学部, 准教授 (60646818)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | スクールソーシャルワーク / 実践スタンダード / 効果評価 |
研究成果の概要 |
本研究では「スクールソーシャルワーク実践スタンダード」(「スタンダード」)の効果検証を行った。また、「スタンダード」普及のため、解説書を出版した。 「スタンダード」を用いることでスクールソーシャルワーカー(SSWr)は、自らの実践について気づきと課題意識を高めた。また、継続的に「スタンダード」の学習会に参加した複数の中堅・ベテランSSWrが「スタンダード」に実践上の“指針”や“軸”としての意義を見出した。「スタンダード」の活用を通して[課題の意識化]や[基盤の構築・再確認]がなされ、他者に対して自信を持った説明や伝達ができるようになったり、関係者間での認識や目標の共有が可能となったりしていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、スクールソーシャルワーカー(SSWr)の社会的認知とSSWrに対する期待は高まっている。しかし、実践の拠り所となるもの(SSWrに共通の規範や指針)のない不安定さを感じつつ実践をしているSSWrが少なくない。本研究では、「スクールソーシャルワーク実践スタンダード」(「スタンダード」)を活用することで、SSWrらが自らの実践上の課題を明確にし、また、「スタンダード」に書かれている事柄を意識しながら研鑽を積むことで、自信をもって実践できるようになるなど、「スタンダード」がSSWrの専門性向上に貢献する可能性があることが明らかとなった。
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