研究課題/領域番号 |
17K04205
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田北 雅裕 九州大学, 人間環境学研究院, 講師 (20551550)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 養育里親 / 里親リクルート / 広報 / パブリック・リレーションズ / サービスデザイン / コミュニケーション・デザイン / ソーシャル・マーケティング / ショートステイ / ソーシャルマーケティング / 情報デザイン / ファミリーサポートセンター事業 / 里親 |
研究成果の概要 |
本研究は、まず、既往研究および文献から「広報」概念を整理し、里親リクルートを含めた子ども家庭福祉分野における広報の留意点を導き出した。その上で、海外の里親リクルート事例を調査し、特に米国における事例から、子どもを中心に据えたアプローチや里親登録前後のプロセスを包括的に位置付けたサービスデザインの観点等について指摘した。最後に、福岡市において官民協働で取り組まれてきた里親リクルートについて、関係者へのインタビュー調査・関連資料調査・筆者自身のフィールドノーツの分析を通して、広報戦略の観点からの福岡市における実践の独自性と、そこから示唆された里親リクルートの展望を指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
施設で暮らす子どもに比して、里親家庭で暮らす子どもの割合が低い本国は、里親家庭が必要な子どもたちに適切な家庭環境を提供できずにいる。今後、養育里親の効果的かつ適切なリクルート手法のあり方が求められていく中で、里親養育に相応しい具体的な広報戦略を追究した研究は管見によれば見当たらない。里親養育を含めた子ども家庭福祉の文脈の中で、広報やサービスデザインの観点から論じられることが稀であり、それが本研究の社会的意義のひとつと言える。
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