研究課題/領域番号 |
17K04208
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 青森県立保健大学 |
研究代表者 |
坂下 智恵 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (70404829)
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研究分担者 |
大山 博史 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (10340481)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 自殺予防 / 中高年 / 地域 / うつ病スクリーニング / ケースワーク / アウトリーチ / 多層的予防介入 / 自殺 / 中高年者 / 社会科学 / 社会学 / 社会福祉学 / 精神保健福祉 / 地域福祉 |
研究成果の概要 |
中高年者の自殺には抑うつと生活問題の併存や援助希求の低下が関与している。A県郡部の中高年住民を対象に二段階うつ病スクリーニングと生活問題へのケースワークを実施し過程評価を行った。一次スクリーニングは郵送うつ病自記式質問紙法により実施し未受診者に再勧奨を行った。二次スクリーニングではうつ病エピソード把握のために半構造面接を実施し、同時に把握された生活問題に対して初期的なケースワークを行なった。現時点で分析し得たデータでは、対象250~1900人、参加率23~60%(64歳以下)と80%前後(65歳以上)に分布し、把握されたうつ病エピソード有病率は1.5~8.6%、PPVは11~38%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、本邦郡部における中高年住民に対する自殺予防のためのうつ病スクリーニングに生活問題へのケースワークを加えたプログラムの実施可能性を示唆している。本アプローチは全体/選択/個別的予防介入の各層が連結された多層的予防介入を構成していた。参加者に対して、うつ病治療のアドヒアランス向上と生活問題に対するアウトリーチの作用があり、また、効果発現の性差が示唆された。今後、自殺行動の発生率への影響を評価する予定である。都市部の実施可能性に課題を残している。
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