研究課題/領域番号 |
17K04219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
中島 尚美 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 特任准教授 (00510174)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 母子生活支援施設 / 退所支援 / リービングケア / アセスメント / 予防的支援 / ソーシャルワーク実践 / 産前産後母子支援 / 協働・連携体制 / 協働連携 / スーパービジョン / 特定妊婦 / アセスメント指標 / 退所後支援 / 予防促進型アセスメント指標 / 利用者の主体性 |
研究成果の概要 |
本研究は、母子生活支援施設における支援展開に着眼し、母と子が退所後に更なる課題を抱えないように、積極的に予防策を講じていくためのアセスメント指標を開発していくことを目的とした。全国の母子生活支援施設の職員を対象とした質問紙調査を実施し、その結果、退所に向けて職員が重視している項目内容を明らかにした。また、それを受けて、本研究のキーワードである「アセスメント」「予防的支援」「協働連携体制」「スーパービジョン」に焦点化した母子生活支援施設の実践について検討を行うシンポジウムを企画し、研究成果の発信を図った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的特色は、母子生活支援施設の支援において重視され、施設目的に明示されているものの研究が十分進んでいないリービングケアに続く退所後支援に着手した点にある。特に利用者自らが退所後の生活を具体的に想定してアセスメントできるように検討していく点にある。入所経緯からも、利用者の生活基盤は脆弱であり、地域移行となる退所後の支援は手厚くなければならない。しかしながら、実際の支援はインケアに集中しがちである。その点において、本研究は退所後に向けた支援計画を作成することのみならず、利用者自らが課題意識をもち、自らの意向を積極的に反映させ得る主体性の喚起に結び付くことに意味がある。
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