研究課題/領域番号 |
17K04226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 山口県立大学 |
研究代表者 |
長谷川 真司 山口県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (50438868)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 社会福祉史 / 民間助成財団 / 社会福祉関係 |
研究成果の概要 |
本研究では、戦前期民間助成財団のなかでも資産規模また助成規模においても一番規模の大きかった原田積善会の所有する「寄付申込記入帳」と「寄付審査録」の助成を行う際の選考に関連する史料を用い、財団の助成実態と照らしながら、戦前の民間助成財団が助成を決定する時どのような点を考慮していたのかについて寄付審査録の記録が残っている1931年から1941年について実証的に検証を行った。 また、民間助成財団の助成の意義と役割について総体的に明らかにするための助成の受け手側の団体から助成の意義について検証する研究については、助成財団と助成受けた団体の財政に関する資料が両方存在する団体について検証を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、戦前期経営的に困難を抱えている施設がほとんどである時代において、民間財源として大きな役割を果たしてきた民間助成財団について、今まで一次史料へのアクセスの難しさから取り組まれてこなかった民間助成財団の助成決定に至る審査の過程について質的に検証することで、助成の実態をさらに詳細に明らかにすることに社会的に意義がある。 また、資金の出し手側である民間助成財団と受け手側である施設や団体の双方にとって助成がどのような意義があったかについて検証することで民間助成財団の助成金の社会的価値について総体的に明らかするきっかけとなる学術的意義の高い研究である。
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