研究課題/領域番号 |
17K04228
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
杉原 俊二 高知県立大学, 社会福祉学部, 教授 (50259644)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 児童虐待 / 自分史分析 / 4テーマ分析法 / 虐待予防 / 保護者支援法 / 改良4T法 / 家庭児童相談室 / 児童家庭支援センター / 改良4T法 / 4テーマ分析法 / 改良4T法 |
研究成果の概要 |
本研究は自分史分析による児童虐待予防について、「改良4T法」を考案し、地域の相談機関でも使用できるように改善を図った。児童家庭支援センター(児家セン)2か所と家庭児童相談室(家児室)2か所で実際に地域の相談員が使用できるかを確認し、一定の良い効果があることも確認できた。 さらに支援者からの調査によれば、このクライエント自身の「自分史」を使った支援(改良4T法)は、クライエントの「合う」「合わない」といった適合性があり、それが適合するかを始める前に見極める必要があることも分かった。つまり、万能ではないということである。それらの指標をまとめていく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、児童虐待についての研究も進み、それまで児童虐待とみなされないことも、児童には問題となるため、児童虐待とみなされるものが多くなった。それに対して、育児をする保護者や子供の成長を見守る教師たちに、「どのようにしてよいかわからない」とか「自信がない」といった言葉が多く聞かれる。「自分史」を振り返る中で、「自分が嫌だったことはしない」とか「カッとならない」といったことを学ぶ機会になれる。 つまり、セルフヘルプが可能になる。また。具体的な育児の相談などが地域の相談員にできるようになり、自分なりの育児のやり方を見出していた。自分史を使った支援について、意味は大きいと思われる。
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