研究課題/領域番号 |
17K04240
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
|
研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
森 恭子 文教大学, 人間科学部, 教授 (10331547)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | ソーシャルワーク / 多文化共生社会 / 社会統合 / 定住支援 / 自立 / 外国人 / 移民 / 難民 / 多文化共生 / 文化的コンピテンス / 社会統合政策 / 移民・難民の支援 / 社会的結束 / 定住 / 社会福祉 / 国際福祉 |
研究成果の概要 |
本研究の問いは、外国人住民と共生社会を築いていくためには、どのようなソーシャルワークを実践すればよいのか-である。日本の某市の調査を通して、外国人住民やその子どもたちが、さまざまな生活課題を抱えていること、およびソーシャルワークの働きかけの必要性が明らかになった。また、大量の難民・移民を受入れている英・豪・スウェーデンにおける外国人支援や多文化共生社会への取り組みについて関係者から聞き取り調査を行った。 そして、海外の実践例をヒントに、日本の実情にあわせたソーシャルワークの在り方について、①外国人住民への自立支援、および②共生社会のための基盤づくり、の観点から重視する要素について提案された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国人住民は言葉や文化が違うことから、社会的不利な立場に置かれやすく生活困窮に陥りやすい。しかし、日本の福祉制度では、支援の対象者からこぼれ落ち、また彼ら自身も言葉の壁があり制度につながらない場合もある。一方で、外国人住民と地域住民の間の衝突・対立も起こっている。近年の外国人住民の増加にともない、こうした問題を事前に予防する必要がある。社会福祉学領域では、最近、多文化共生社会におけるソーシャルワーク研究が盛んであるが、本研究は、共生の観点のみならず、とくに外国人住民が受入れ社会に適応、すなわち自立していく段階および彼らの社会貢献に着目し、「自立と共生」の両輪の必要性を強調した点に意義がある。
|