研究課題/領域番号 |
17K04241
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 埼玉県立大学 (2019-2022) 文京学院大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
柴田 貴美子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (20438873)
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研究分担者 |
西方 浩一 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (00458548)
栗城 洋平 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助教 (20772966)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / ロールプレイテスト / 親子 / ソーシャルスキル / 医療・福祉 / ソーシャルスキルズ |
研究成果の概要 |
自閉スペクトラム症児の社会的スキルの測定方法には,質問紙,面接法,行動観察法,ロールプレイ法がある.ロールプレイ法は,社会的状況の把握,処理および問題解決技能,表情や声の大きさといった表出された行動を評価できるが,標準化が困難であった.そこで,本研究では自閉スペクトラム症児とその親を対象としたロールプレイテストを開発し,その信頼性および妥当性を検討した.その結果,評価者間信頼性は適度に一致しており,構成概念妥当性では,課題の理解と非言語的技能,目標志向的コミュニケーション,会話への焦点化,主観的評価の4因子が抽出された.基準関連妥当性でも,一部の因子と中等度の相関が認められた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,自閉スペクトラム症児とその親に対し,実際のコミュニケーション場面を用いて社会的スキルを測定する方法を提示した.また,今回開発したロールプレイテストは,受信技能,処理技能,送信技能を包括して測定することが可能であり,自閉スペクトラム症児を対象とした社会生活スキルトレーニングの効果指標として寄与できると考える.
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