研究課題/領域番号 |
17K04243
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 浦和大学 |
研究代表者 |
益子 行弘 浦和大学, 総合福祉学部, 講師 (40550885)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 相談援助技術 / 面接技術 / 表情 / 対人認知 / 医療コミュニケーション / コミュニケーション |
研究成果の概要 |
本研究は、医療相談場面における援助者の態度や表情と援助成果の関連性を検証し、援助者の表情のもたらす効果・影響を明らかにすることを目的とした。援助者の表情を記録・分析し、援助成果との関連性を検証した結果、相談者の表情に合わせたパターンでは援助者に対する信頼感と安心感、医療サービスに対する安心感が最も高くなった。また、相談内容についても、相談者の表情に合わせたパターンにおいては満足度や内容の理解度が最も高まったが、悲しみ顔においては理解度が比較的高いものの満足度が低くなる傾向がみられた。援助者の表情により、相談者の援助者に対する評価や援助成果、相談に対する評価に効果・影響があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外のソーシャル・ワーカー養成テキストにおいて、援助者が表出する表情や態度の重要性が記されている。しかしエビデンスとなる研究は少なく、そのほとんどが研究者の経験則的な事象に基づいた主張か、調査対象者となったソーシャルワーカーによる経験上の推測や伝聞である。医療相談場面における援助者の表情の効果を客観的に分析・検討することにより、より効果的な相談援助方略・技法の構築に寄与できるものと考えられる。
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