研究課題/領域番号 |
17K04244
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
廣實 真弓 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 教授 (90609645)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 遠隔リハビリ / 就労支援 / てんかん患者 / 高次脳機能障害 / 認知コミュニケーション障害 / Webアプリケーション / 訓練効果 / 就労 / リハビリへのニーズ / リハビリの効果 / 患者の利便性 / ICT / チェックリスト / てんかん / 認知言語障害 |
研究成果の概要 |
てんかん患者の高次脳機能障害や併発する認知コミュニケーション障害(CCD)に対する支援の遅れは就労支援の遅れや生活の質の低下の要因となっている。本研究ではまず就労中、就労希望のてんかん患者にアンケートを実施し遠隔リハビリの潜在的なニーズがあることを確認した。次に対面リハビリで効果が得られた訓練をICT(スマートフォン)で実施し、効果があることを確認した。また遠隔リハビリをテレビ会議システムで実施する際の利点と問題点を確認した。包括的なサポートにはCCDについての情報共有と問題点の把握が必要で、CCDのチェックリストの日本語版を翻訳し、そのWebアプリを作成し、効用について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アンケートの結果、就労中、就労希望のてんかん患者には遠隔リハビリに対する潜在的なニーズがあり、希望の理由として利便性が挙げられていた。患者のニーズと希望に即したリハビリ提供の形態としてはスマートフォンを活用したリハビリが適当だと思われ、予備研究を行ない訓練の有効性を確認した。今後より多数の患者にこの訓練を実施し効果を検証した上でアプリケーションを開発することで、多くのてんかん患者にリハビリが提供できることになり社会的意義は大きいと考える。また日本初のCCDのチェックリストを翻訳し、多職種、他施設連携の元となる情報共有ツールとして公開したことの意義は大きいと考える。
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