研究課題/領域番号 |
17K04253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所) (2018-2020) 東洋大学 (2017) |
研究代表者 |
佐藤 絵 (清野絵) 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 障害福祉研究部, 研究室長 (00584385)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 障害者 / 精神障害 / 発達障害 / 精神疾患 / 貧困 / 社会的排除 / 就労支援 / 家族支援 / 生活困窮 / 社会的包摂 / 就労 / 社会保障 / 貧困・社会的排除 / 早期支援 / 高齢者 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、発達障害者を含む精神障害者の貧困・社会的排除を予防する効果的な家族支援・早期支援のあり方を明らかにすることである。本年度は、昨年度の研究結果をふまえて、(1)米国の精神障害のある路上生活者の人口統計に関するシステマティック・レビュー、(2)貧困・社会的排除の予防のための方策としての障害者雇用の効果と、障害者雇用の法制度、効果の国際比較研究、(3)障害者の地域包括ケアシステムに関する研究を行った。 (1)については、貧困・社会的排除の状態にある精神障害者への実態や効果的な制度・政策、支援を明らかにするため、研究が進んでいる米国における精神障害のある路上生活者について、疾患名、性別、年齢、属性等の人口統計について、システマティック・レビューにより調査した。次に(2)については、障害者やその家族の障害を起因する貧困・社会的排除への対応として、障害者雇用の促進に焦点を当て、日本の障害者雇用制度や実態の意義や課題等を、文献調査による7カ国国際比較により明らかにした。次に、(3)については、(1)(2)をふまえて、実践的な取組に資することを目的として、自治体等における障害者のための地域包括ケアシステムが構築、機能することが貧困・社会的排除の予防、解決に寄与するという仮説に基づき、文献調査により、障害者のための地域包括ケアシステムの関係機関、職種、連携のあり方、課題等を整理した。本研究の成果は、米国の精神障害のある路上生活者の人口統計を明らかにすることで、日本の精神障害のある路上生活者等への支援のあり方の検討に資するとともに、経済的支援等の一つである障害者雇用の意義や効果、地域における障害者のためのケアシステムのあり方を示すことで、効果的な実践や、福祉サービスの充実に役立つ。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2019年後半から、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の拡大により、当初予定していた情報収集やインタビュー、アンケート調査が実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
今後の、対面等での情報収集や調査の可能性が不確定である。そのため、研究協力者の所属機関での調査や、WEB調査等、実施可能な方法に変更して、調査研究を実施する予定である。代替手段により、方法は多少変更になるものの、当初の目的は達成できる予定である。
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